「リンクアンドモチベーション、アビバ子会社化への戦い終結」スリープロGがアビバ売却正式発表


6月13日に下記のような記事を書きました。

リンクアンドモチベーション、アビバ子会社化・・・?

こちらの記事では、アビバの元親会社であるスリープログループが子会社であるアビバより金銭を借り入れており、その借入の際に設定していた質権を子会社のアビバが行使することでアビバ自身がスリープロGが保有しているアビバ株式を自社株式として取得した後、リンクアンドモチベーションに売却するというウルトラCをやってのけたところまでを書かさせて頂きました。

その際にも、まだ調査中であるとしてスリープロGが発表し、そこから2ヶ月以上経過し、本日IRで両社発表がありました。

子会社株式(株式会社アビバ)の異動、特別利益の発生について及び通期業績予想の修正に関するお知らせ(スリープログループ)

(変更)「株式会社アビバの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」の一部変更(リンクアンドモチベーション)



今回のIR資料を見るにスリープロGの方が丁寧に書かれているので、こちらの内容を元にしてお話しして参ります。

まず、先日の僕の記事でも書きましたが、子会社から金銭を借りるというのはそれほど珍しいものではありません。余剰資金を置いていても仕方が無いというのもありますので。しかし、質権設定まで行っていることは珍しいとは思っておりましたが、やはりこれはアビバ社からの要請だったようですね。 100%子会社である会社からの要請でそれに応えるというのも釈然としませんが、それでも質権設定を付けてしまった。

んー。普通に考えるとこの2社は買収後うまく行ってなかったんでしょうね。
しかし、スリープログループからしたら手放すと売上・利益が下がるから簡単には売却できないし、アビバからしたら100%子会社になっているのでどうにもならない。
その結果、アビバ側で考えたのが質権設定契約を締結することだったんでしょうね。

そして、なんとか質権設定を行うタイミングを見計らって、質権を実行し同時に売却と。

売却先がその日に決まるなんて、そんなうまい話あるかぃ!とか突っ込んでしまいそうですが、つまりはそういうことだと思います。
まぁアビバとしてここまでするというのもきっとスリープロGにも大きな問題(社長交代とか色々とありましたから・・・・・・。)があるんでしょうね。
僕は外部の人間だから判りませんが、IRの流れを見ると何となく感じる。

つまりは、どっちもどっち。

そこまで子会社に思わせたスリープロGも問題だし、資金を出してもらったにも関わらずその信義に反する(ように見られる)行為をしたアビバにも一定の責任があると思うよ。

というか、ここだけ見てるとリンクアンドモチベーションは淡々とやるだけのことをやったって感じですね。

まぁこういうのは長期化しないのが一番です。この契約だとスリープロGには借入金を返して子会社も無くして終了になるところですが、三者間で協議した結果、質権行使による貸付金の精算分以外に金額を上乗せする形で買収することになったようです。(6.3億→9.8億)つまり、2.5億程度はスリープロGに入る計算。何とか手打ちにしたって感じですね。長期化しても何も良い事ないからねぇ。

と、いうことで、本件につきましては無事リンクアンドモチベーションがアビバを買収することで決着致しました。めでたしめでたし。

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